学部・学科の紹介
データサイエンス学部データサイエンス学科
本学科ではデータプロフェッショナル(広義のデータサイエンティスト)を養成します。
近年のインターネットの普及、ソーシャルメディアの台頭、IoTデバイスの急増といった情報化社会の進展によって、データは私たちの生活のあらゆる側面に影響します。
スマートフォン、SNS、IoTデバイス、医療機器など、日常生活で使用される様々なデバイスやサービスは、毎日ペタバイト単位の膨大なデータを生み出しています。このような「ビッグデータ」の時代では、データを適切に収集、解析、解釈し、意味のある情報や知識に変換する能力は、経済、医療、エンターテインメント、公共政策などの多くの分野での重要性が増し、データを取り扱う専門家(データプロフェッショナル)はあらゆる業界において組織の意思決定やイノベーションの中心となりつつあります。
データプロフェッショナルの職種・職域は広く、次のようなものが挙げられますが、これらはいずれも中核となる3職種(データアナリスト、データサイエンティスト、データエンジニア)の派生型職種・職域と捉えることができます。

データプロフェッショナルに共通のスキルと職種・領域に特徴的なスキル

データプロフェッショナルの職種・職域は広く、次のようなものが挙げられますが、これらはいずれも中核となる3職種(データアナリスト、データサイエンティスト、データエンジニア)の派生型職種・職域と捉えることができます。
データプロフェッショナルには様々な職種・職域があり、それぞれの職種・職域に特徴的なスキルおよびドメイン知識(専門領域の業界知識)が要求されますが、データを取り扱うための基盤的な知識と技術は多くの部分で共通しています。そのため、職種・職域の違いで分類されるそれぞれの業務の境界線は明確ではなく、相互に重なり合う部分も多くあります。
我が国では様々なデータプロフェッショナルの職業、職種・職域とその役割が広く社会に浸透していないため、職業名の使い方も曖昧ですが、いち早く日本に定着した言葉、「データサイエンス」の呼称が「データアナリティクス、データサイエンス、データエンジニアリング、その他データ系職業」の総称として広義に使われており、「データプロフェッショナル」とイコールの意味で受け止められることも少なくありません。
本学科は、広義の「データサイエンティスト」、適切な意味での「データプロフェショナス」を目指す者が必要な知識とスキルを学ぶための学科です。
また、本学科では、様々な職種・職域のデータプロフェッショナルがいる中で、その中核的な人材であるデータアナリスト・データサイエンティスト・データエンジニアの3つと、データアナリストはドメイン知識(専門領域の業界知識)が異なる2つ(一般企業・ヘルスケア)に分け、4つの職種・職域で活躍するデータプロフェッショナルを養成するカリキュラムを編成しています。
経営データアナリティクス専攻
企業経営におけるドメイン知識(マーケティング、生産管理、人事マネジメント、流通管理など)を活用して適切にデータを分析し、業務プロセスの改善や意思決定を支援するスキルを学びます。
ヘルスケア・データアナリティクス専攻
ヘルスケアに関するドメイン知識(遺伝子情報、栄養健康指標、身体生理、臨床検査など)を活用して適切にデータを分析し、個人や社会全体の健康を維持・改善する情報を見出すスキルを学びます。
AI・データサイエンス専攻
機械学習モデルの精度向上、AIモデルの評価とチューニング、モデルのデプロイ(実装)などの技術を駆使して、予測モデル(例:売上予測、災害シュミレーション)を作成するスキルを学びます。
セキュリティ・データエンジニアリング専攻
暗号化、アクセス制御、リスクアセスメント、クラウドセキュリティなどの技術を活用して、データ基盤の堅牢性を保ち、データのセキュリティを確保するスキルを学びます。